プレミアリーグプレビュー

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プレミアリーグ 2020-21 プレヴュー No 1: アーセナル

f:id:sio9876:20200903210007p:plain就任1年目からFACup優勝を成し遂げたが、

アルテタの考える変革にはまだまだ我慢が必要である。

 

(8月31日に出た記事を翻訳しています)

 

Guardianの記者による順位予想: 5位

優勝のオッズ (via Oddschecker):1/40

 

Arsenalは2つの大きな取り逃しをした。

Serge Gnabryの話は有名だろう。Gnabryは2016年のオリンピックに向かう前に、口頭での契約延長を決めていたが、ブレーメンとの契約を選んだ。その後のGnabryについては、話す必要はないだろう。また、Gnabryだけでなく、Kingsley ComanもArsenalの選手になる可能性があった。2014年、ComanがParis Saint-Germainを去る時、彼と彼のエージェントはArsenalのトレーニンググラウンドに訪れていた。クラブは、喜んで移籍金と給料を払う意思を持っていた。しかし、実現することはなかった。その後、この2人は昨シーズンのChampions Leagueで重要な活躍をし、ArsenalはBayern Munichがテレビに出てきたときに、5分以内にチャンネルを変える必要があるだろう。つまり、言いたいことは、ここ5年の判断は、少し違っていれば、これまでのArsenalは、全く変わったものになっていた、といことである。こういった失敗を活かしていく必要があり、だからこそ、Artetaはこの数か月ヴィジョンやはっきりとした考えは魅力的なものとなっているのだろう。彼の実力が本物であれば、ますます確実に、可能性は無限に広がるだろう。

 Artetaは、Pierre-Emerick AubameyangのManchester City戦とChelsea戦の2得点によって与えられたFACup優勝に、感謝しているだろう。しかし、この結果は、Aubameyangの成果ではなく、戦術の素晴らしさを反映しているのかもしれない。Artetaが引き継いだ問題だらけのスカッドは、扱い方によって明暗が分かれている。Matteo GuendouziとMesut Özilはスカッドから外され、Artetaが、自分の主義に合わないと考える選手には、何が起こるかわからないは明らかだった。しかし、契約延長に問題を抱えていたAubameyangを説得し、Arsenalでのトップレベルの活躍に貢献し、自分の主義に合う選手には大きな進歩をもたらした。Granit Xhakaもその一人で、退団しそうな状態から連れ戻し、また、3年契約でうれし涙の新加入のWillianは、Artetaの新たなオプションになり、Willian自身もArtetaの計画に夢中になっているように、プランに合う選手には大きな発展がみられる。これら出来事は、Artetaが多くのことをもたらすことができる、素晴らしい能力を持っていることを示している。ウェンブリーでのAubameyangのチップシュートによって、Artetaに予定より早くメジャートロフィーをもたらした。来シーズン、この船がボートなのか、パドル船なのかどうか明らかになるだろう。Artetaは、2019-20シーズンの終わりのリヴァプール戦で大きな勝利を挙げたように、弱者の戦い方になることに躊躇せず、勝利を目指している。Artetaはチームがボールを支配し、攻撃的に戦うことを重視していたが、コロナの中断明けの数週間で、パスやドリブルに強くいくのと同じように、非ポゼッション時に、フォワードがディフェンスに詰めていくことを強化した。

 Artetaは一つの移籍を完了したが、これではまだ不十分だ。Raul Sanllehiと共に、彼の求める移籍に関する重要な役割を、論理的には得ており、計画を練っている。Willianの汎用性、流動的な動きは、攻撃を助ける。それはまるで、Özilがラザロのような復活で好意を取り戻し、プレーするかのように攻撃の活性化につながるだろう。しかし、それは起こりえないでしょう。Gabriel MagalhãesがLilleから移籍してくることはほぼ確実で、William Salibaも起用が可能になっている。Arsenalは若く、身体能力の高く、才能のあるCBのオプションを手に入れ、カオスなバックラインとはおさらばできるだろう。しかし、中盤でよりワールドクラスの選手を手に入れるために、いくつか選手を放出する必要性も出てくるだろう。例えば、かなり厳しい交渉になるだろうが、長い間見守っていた、Atlético MadridのThomas Parteyは実が熟してきており、獲得するには、Guendouzi かLucas Torreiraの旅立ちは必要になるだろう。今夏の移籍は高くつき、最近55名の解雇を発表したArsenalは、お金を集めるのも大変になっている。

 

過去5シーズンの順位

2015-16 2位

2016-17 5位

2017-18 6位

2018-19 5位

2019-20 8位

 

昨シーズンの成績

Win  14

Draw  14

Lose  10

 

The manager

タッチライン際での振る舞い

Artetaは、基本全身黒い格好で現れて、ずっと立ったまま、選手を集めて話したり、ひたすら考えたりしている。さらに、選手に対して、英語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語など様々な言語で指示をしている。

メディアなどでの振る舞い

時間厳守で、品があり、時々おもしろおかしな感じを出す。Artetaは、メディアの影響力も把握しながら、親しみやすさを出している。GuendouziやÖzil、そしてクラブの野望に関しては、雄弁に、時には遠回しに語ることが多い。

 

The key

Aubameyangの重要性を語る人は、現在の契約延長の問題が終わっていない状況に憂いているだろうが、もし、理想通りに契約の問題を解決できれば、彼はArsenalとArtetaの中核になるだろう。もし、新しく若くディフェンスとバランスを兼ね備えた中盤を構成できたら、Aubameyangはリーグにおけるベストストライカーになるだろう。

 

The owners

Stan Kroenkeと彼の会社のKroenke Sports and Entertainmentは2011年から経営権を保持している。近年のシーズンは、“Get out of our club”のチャントが増やし、Kroenkeの何もしない姿勢へ批判を示した。今シーズンは、これまで行ってきたこととは違うものを望んでいる。

 

Young blood

 ArtetaはReiss Nelsonを大変評価している。「彼のしたいことが何でもできるような才能を持っている」と語るほど。数多くの才能を示し、昨シーズンは、Liverpool戦で得点したり、Cup戦でも輝き、ピッチでも才能を発揮し始めた20歳の若手に贈る疑問は、「だけど、これを継続的に自分自身に求めていけるか?」ということである。

 

New blood

WillianとGabrielの獲得は、チームの改革が順調に進んでいるといえるだろう。さらに、あまり目立たない新加入で、前Brentfordのセットプレー部門長のAndreas Georgsonは、Arsenalのフリーキックコーナーキックを改善してくれるだろう。

 

Notes from an empty stadium

満員のEmiratesから少し変わった、空のEmiratesというジョークはもうなくなった。(原文:The jokes about an empty Emirates differing little from the full-fat experience were worn out quickly. よくわかないから原文載せます)

ほかのホームスタジアムとArsenalのホームスタジアムを分けるような、Arsenal独自の特徴も特になかった。

 

Euros vision

Bukayo Sakaはこのまま成長を続ければ、England代表の呼び出しもあるだろう。

 

 

 

Premier League 2020-21 preview No 1: Arsenal | Football | The Guardian